夜明けぐらいの明るさがちょうどいい

都内在住、30代のゲイです。思ったりしたこと書いたりします。良かったらどうぞ。

違和感が揺れる

地面に足がついていないようだ。

 

空気がうまく吸えないようだ。

 

そんな感じがするんだ。

 

不思議なんだ。

 

日常の輪郭はあるくせに

世界は世界じゃないんだ。

 

当たり前のようにある形は

誰かの足音で生まれて

誰かの呼吸で根付いて

 

 

陽のひかりがいつも以上に眩しいんだ

 

夜の暗闇がいつも以上に深いんだ

 

そんな感じがするんだ。

 

でも、慣れてきたんだ。

 

日常の輪郭を都合の良いに変えていく

そうしなきゃ だって

 

当たり前のようにあった形を

どこかで夢見て

どこかで思って

 

 

 

平等と不平等

夜は

暗いのだ。

 

まぶたを閉じるとかそんなことする前に

 

暗いのだ。

 

優しい声が欲しい

優しい温もりが欲しい

僕は独りじゃない

そんな確かな温かさが欲しいのだ。

 

 

孤独なんて

もういらない。

こんな僕だって孤独なんて定義付けは欲しくない。

 

優しさと温かさ

 

ねぇ。

 

ねぇ。

 

こんな僕でも、

教えてよ。

 

その在り処を。

本音と建前と嘘とウソ

親に言えないことを

いくつ抱えていますか。

 

僕はいくつも抱えています。

嘘もたくさんついています。

 

お互いに笑い合うことはあるけれど

心の奥底の底の底は

見せていないのです。

 

良いことかどうかは今の僕にはわかりません。

そして、

10年後の僕であったって

わかることはないでしょう。

世界観、夜は暗いけど、それは当たり前のこと。

僕が僕であればいい。

そう強がっても

世界はそう認めてくれない時があって

 

僕が僕であればいい

と思っても

世界がそう認めてくれなければ

僕が僕として僕でないと認めてしまうのだ

 

僕は僕なのに

 

見えない言えない

そんな壁が張り巡らされている

そんな壁を壊してしまいたい

 

あぁ

 

そうだ、それは

ある意味で僕を壊してしまう恐れもあるけれど

また

ある意味で僕を生み直す

そういう意味合いでもあるのだ。

 

そう思いたい

そう思えなければ

そう思えないのだ

 

僕と僕がイコールで結ばれないのだ

 

それがこの世界で

 

悲しいことなのは

 

僕が僕である限り

 

わかりきっていることなのだ。

月曜日、雨、午前9時

雨の日はいつも、あの時のことを思い出す。

 

雨粒が傘に跳ね返る

その音が

胸の奥を叩くんだ。

 

それはまるで、ノックのようだ。

 

それでも、まだこのドアは開けられない。

 

もう少し

もう少し

 

待ってくれないか。

かも。

この時期に

こんなに雨が降るなんて

 

東京なのに。

 

 

けれど。

夜夜降っていた雨は

朝になったら止んでいて。

 

 

それが、わかっただけで。

 

 

なんとなく、

 

つま先は向かう方向に

 

向いて、

 

なんとなく、今日を

 

駆け抜けることができるかも。

 

なんて、思えて。

 

 

そんな

 

根拠ない、なんとなく。

 

 

それでも、

そんな

 

なんとなく

 

で、いいのかも。