ルール
夜の色は深い方がいいんだ
なにもかも溶けるような気がするから
ぼくがぼくでいるかぎり
世界のルールに当てはまらないときがあるけれど
ぼくはぼくだから
世界のルールなんて知らないんだ
朝の色は真っ白の方がいいんだ
何もかも照らして気にしないくらいの
そのくらいの光でいいんだ
ぼくがぼくでいるかぎり
世界のルールに当てはまらないときがあるけれど
ぼくはぼくだから
ぼくを殺すことは
もちろんしないよ。
この世界が、ぼくを
おかしいと定めても
ぼくがぼくとして生きている限り
そのルールは通用しないんだ
あぁ。つまらない
白か黒か
2択に迫る
そんな世界
あぁ。つまらない。
当たり前を当たり前としか安心できない
そんな、きみたちを
朝焼けも昼下がりも夕焼けも
変わらない世界の色だから
こそ
ぼくはぼくとして世界に少し色づけて
もう少し、ぼくらしく生きたい、のだ。